2017/03/15
こんにちは。「ゲン」です。
民泊を始めようかな?と考えているあなたへ。
どんなビジネスを始める時でも、
「どんな収入と支出(費用)があるのか、それぞれいくらいくらいなのか。」
これを理解せずに、ビジネスを始めると失敗する確率が高くなりますし、
そもそも不安ですよね?
今回は、民泊における収入と支出について解説していきます。
民泊における収入
まずは、収入の方から見ていきましょう。
収入は、言うまでもなく、ゲストからいただく宿泊代金です。
Airbnb の場合、おおまかに分けると、このようになります。
①宿泊代金
1泊につき、〇〇〇円と設定している料金です。
②追加料金 (主に2種類です)
清掃代金 :宿泊代金とは別に清掃代金を設定します。
清掃代金は、宿泊日数に関係なく、1回の予約につき、1回の清掃料金をもらいます。
つまり、1泊でも、10泊でも清掃代金は同じです。
人数追加料金 :宿泊人数が多くなった場合にもらう料金です。
1名追加につき1,000円というような設定をします。
しかし、①宿泊代金と、②追加料金の合計が、すべてホストの手元に入るわけではありません。
当然、Airbnb も、手数料をとります。この手数料は、約13%です。
少し分かりづらいのですが、
Airbnb は、ゲスト負担を約10%、ホスト負担を約3%と設定しています。
10,000円と設定していれば、ゲストは11,000円を支払い、ホストは9,700円を受け取る。
そんなイメージです。
民泊における必須の支出(費用)
次に支出(費用)の方ですが、必須のものと任意のものがあります。
必須の支出としては、次のようなものがあります。
賃料 :賃貸で民泊を行っている場合、貸主に支払います。
水道光熱費 :電気・ガス・水道。
通信費 :部屋に設置するポケットwi-fi。
消耗品費 :シャンプー、ボディソープ、トイレットペーパー等、ゲストの滞在によって減る物を補充します。
民泊における任意の支出(費用)
次に任意の支出です。
自分でもできる業務ですが、人に委託した場合に、これらの支出が発生します。
清掃費用 :清掃を委託した場合、スタッフや業者に支払います。
ゲスト対応費用 :メッセージや電話などのゲスト対応を委託した場合、スタッフや業者に支払います。
代行運営手数料 :代行会社に運営を丸投げした場合に必要となります。
それぞれの支出(費用)の目安
それぞれの支出について、売上に対して、どれくらいが目安かをお伝えしておきます。
月の売上が50万の場合。( )内は、計算根拠です。
■人に委託せず、すべて自分で運営した場合
売上 :50万
賃料 :20万 (売上の40%)
水道光熱費 :1.5万 (売上の3%)
通信費 :0.5万 (月額固定 5,000円)
消耗品費 :1万 (売上の2%)
利益 :27万
利益率が50%を超えます!
これが理想です!すべて自分で運営できる人はこれを目指しましょう!
■清掃・ゲスト対応を委託した場合
売上 :50万
賃料 :20万 (売上の40%)
水道光熱費 :1.5万 (売上の3%)
通信費 :0.5万 (月額固定 5,000円)
消耗品費 :1万 (売上の2%)
清掃費用 :10万 (売上の20%)
ゲスト対応費用 :2万(月額固定 2万円)
利益 :15万
清掃・ゲスト対応などの主業務を委託し、
自分では全体的な管理だけを行った場合は利益が30%くらいになります。
これでも十分な利益だと思います。
■代行会社に丸投げした場合
売上 :50万
賃料 :20万 (売上の40%)
水道光熱費 :1.5万 (売上の3%)
通信費 :0.5 (月額固定 5,000円)
消耗品費 :1 (売上の2%)
清掃費用 :10 (売上の20%)
運営代行手数料 :12.5(売上の25%)
利益 :4.5
この場合、利益率は10%を切ってしまいます。
投資をしたあなたよりも、代行会社が儲かります…汗
まとめ
おおよその収入と支出のイメージはつかめましたでしょうか?
副業で運営される方は、清掃を外部に委託しているケースが多いですね。
とはいえ、土日だけは自分で清掃するなど、少しでも節約する方が良いと思います。
たまに自分も現場にいかないと不安ですからね。
代行会社にすべてを委託した場合、あなたは、ほとんど儲かりません。稼げません。
これは要注意です。
今から民泊を始めるのであれば、まずは代行会社にすべてを委託するのではなく、
一部の業務だけをお願いする方が良いと思いますよ。